多国籍なリモートチームのモチベーションを可視化

〜モチベーションの源泉を理解し、独自の企業文化を作り上げるためには?〜

【課題】多国籍なチームのメンバーのモチベーションが分からず、マネジメントに苦戦していた

【解決策】モチベーションを可視化し、機能や異なる場所で働くメンバーの理解が促進

【結果】重大なモチベーションの問題に素早く対応し、日々のコミュニケーションが円滑化

成長し続ける多国籍なチームのモチベーション向上と企業文化の形成を目指す

アルファス株式会社様は、東京に本社を置き、マレーシアのクアラルンプールを開発拠点とするグローバルなスタートアップ企業です。自社製品であるCFMプラットフォーム「Alphaus Cloud」をはじめ、BtoBのSaaSツールを提供し、お客様のクラウド利用を管理、分析し最適化するための支援を行っています。

仕事場の拠点が分散しているアルファス様では、パンデミック以前からリモートワークを導入しており、モチベーションの維持や拠点間の連携という課題に他社よりも早くから直面していました。しかし、現在はモチベーションやチーム間のコミュニケーションの構築に力を入れており、成長する中で独自の企業文化を形成しています。

アルファス様のCOO新井 俊吾様は次のように語っています。「アルファスでは、成長中のベンチャー企業が経験するように、チームの特性も目まぐるしく変化していきます。初期には家族的でこぢんまりとしたチームだったのが、組織化されたスペシャリスト集団になり、これまでとは違い、高い事業目標を目指すようになります。自分自身の習慣や行動、考え方、仕事に対する姿勢を変えることは難しいため、多国籍なチームのマネジメントは、簡単ではありませんでした。

チームメンバーのモチベーションの源泉を理解する

アルファス様は早くから、より良い職場文化を構築する鍵は、チーム一人ひとりに対する理解を深めることから始まると考えていました。同社は8カ国からなる多様な文化的背景を持つ社員を抱えており、同僚が互いの特徴をよりよく理解することで、コミュニケーションの強化とモチベーション向上を目指しています。

しかし、当初はAttunedのようなサービスは想定していなかったと新井様は説明します。「当初は、タレントマネジメントシステムの導入を考えていましたが、自社でプロセスを確立し、実施しようとしていたため、定期的に人事評価や社員のパフォーマンスを管理するためのツールが必要かもしれないと考えていたのです。

特に、パフォーマンス管理の方法や評価するポイントはフェーズごとに変わる可能性がありますし、会社は常に同僚一人ひとりのモチベーションの源泉を把握する必要があると考えていたからです。

「当初、私たちはタレントマネジメントシステムの導入を考えていました。しかし、Attunedはもっと根本的に重要な社員のモチベーションを引き出すことができ、ずっと前から導入しておくべきだったと思いました。」

- アルファス株式会社 COO 新井 俊吾様

機能や異なる場所で働くメンバーのモチベーションを可視化

アルファス様のPeople & Administration LeadであるRishanty Navaratnam氏によると、最初のモチベーション評価の実施は予想以上に簡単で、エンゲージメントレベルを観察するためにチームに月2回エンゲージメント調査を実施しました。

アルファス様のチームは、主に機能別にグループ化されており、各チームには異なる地理的な位置から人材が配置されているため、このチーム構造をAttunedプラットフォーム上に反映させました。これにより、機能と場所に基づくチームのモチベーションをより深く理解することができ、ダッシュボードの会社概要セクションに明確に可視化され、一目で理解できるようになりました。

その後、Attunedのカスタマーサクセスチームは、詳細な研修を通じて、様々な機能の活用方法を含め、Attunedに対する理解を深めました。また、あらゆる質問に答え、有用なリソースを共有することができました。Navaratnam氏は、「Attunedのチームは、定期的に連絡を取り、私たちの要望や質問に対応してくれています」と述べています。

重大なモチベーションの問題への迅速な対処

さらにAttunedは、アルファス様のチームが強固で結束力のある企業文化を構築するために不可欠な要素を特定するのを手助けしました。その第一は、個々のチームと会社全体の新しいトレンドに目を向けることでした。

Attunedの機能では、一定期間の各モチベーションの傾向を見ることができ、緊急に取り組むべき分野の雷雨から、順調な分野の晴天まで、様々な天気記号でモチベーションが可視化されます。この機能により、「ファイナンス」のモチベーションが常に低い傾向にあることに気づきました。この問題に対してすぐに対応したことで雪だるま式に問題が大きくなる前に修正することができました。

Attunedをさらに活かすために

一方、「アクション」機能は、当初チームがほとんど気に留めず、結果の把握と評価に重点を置いていたものだった。「しかし、適切なアクションプランのない情報に何の意味があるのでしょうか」とNavaratnamは言います。

「アルファスが成長ステージに入った今、モチベーションの高いチーム作りと優秀な人材の確保・活用に、より多くの経営資源を配分する必要があると考えています」とアルファスCEOの廣瀬 肇様は語ります。

また、「Attunedでは、部下や同僚の一人ひとりのモチベーション要因が明確に表示されるので、日々のコミュニケーションの円滑化会社の健康診断の参考、メンバーに関する意思決定などに活用していきたいですね」とも語っています。これからの変わっていく企業文化に対応していくためにもAttunedの活用方法を模索していきたいと思います。」

User caseEQIQ