「仕事用の人格」を超えて、もっと深く相手を理解するために

 
 



あなたは仕事中、100%自分らしく過ごせているでしょうか?

もしイエスと言い切る自信がなければ、パートナーやルームメイトに、在宅勤務でZoomミーティングをしているときのあなたにどんな印象を持っているか、聞いてみてください。
ほとんどの人がそうであるように、あなたも高い確率で「仕事用の別の人格」を持っているのではないでしょうか。

ケンブリッジ大学のパーソナリティ心理学者であるサンナ博士は「私たちは仕事のために自分の人格を無視した行動をとることに慣れているため、自分が普段と違う行動をとっていることに気づかないのです」と言いました。

博士による2015年の研究でも、働く人の多くは普段の自分とは異なる振る舞い方をすることこそが「仕事」であり、それゆえ特に負担だと思っていないことを、バルサリ・パルスレが発見しました。

しかしそれから7年と1つの大きなパンデミックを経験した今、当時とは比べ物にならないほどプライベートでも仕事でもデジタルに接する時間が増え、「普段とは違う自分をつくる」ことの負担はより大きくなっていると考えられます。

ではどうすればこのような重荷から解放され、「仕事用の別の人格」を持つ必要性を減らすことができるのでしょうか。

仕事用の人格と素の自分


私のクライアントに、面接で求められる性格診断を拒んだにもかかわらず、オーストラリア最大の連邦企業の本部長のポジションを獲得したエピソードを持つ人がいます。
彼に言わせれば、さまざまな仕事をこなすためにそれぞれに適した性格を選んで使っているのであって、実際の性格を知るための診断は大きなお世話だということでした。

性格診断の有効性について考えるとき、アメリカの社会学者チャールズ・ホートン・クーリーが20世紀初頭に立てた仮説がいつも頭に浮かびます。
彼はこう言いました。
「『私』は私が思っている『私』ではないし、あなたが思う『私』でもない。私があなたにこういう人物だろう思われていることを推測し、それを表現したものが『私』なのだ」

もし私が今エグゼクティブ・リーダーの面接で性格診断を要求されたとしたら、エグゼクティブ・リーダーとして期待されていることを答えようとするかもしれません。言い換えれば仕事で求められているものに応じて、そのための人格を打ち立てようとする可能性があるということです。

鍵は「なぜ働くのか」を知ること

性格診断テストがその人自身を知る役に立たないのだとすれば、一体何が正解なのでしょうか。

その鍵は「私たちはなぜ働くのか」をより深く理解することにあります。
そしてそれこそが、Attunedの存在意義です。

Attunedは行動を測定するものでも、性格を評価するものでもありません。ある仕事をすることが、各人にとってどれほど意味のあることなのかを「内発的動機」を測定することで目に見えるようにするのです。


 
 


モチベーションのギャップ

自分のモチベーションを理解することは、仕事を本質的に楽しむために必要なことを理解する手がかりになりますが、同時に何がモチベーションを下げているのかを知ることもできます。
例えばあなたが「社交性」を重要視してチームワークを楽しんでいるにもかかわらず、個人タスクを多く与えられているのだとしたら、あなたは不満を抱くかもしれません。

同様に創造性がモチベーションである人が毎日単調なルーティンワークをしていたとしたら、きっと生き生きと仕事に取り組むことは難しいでしょう。

私たちはAttunedの最大の付加価値を、多忙なマネージャーがチームメンバーや彼らのモチベーションをより正確に理解できるようにすることだけでなく
そのニーズが満たされていないときに取るべき最適なアクションの提案ができることだと思っています。
またAttunedの活用により、マネージャーは自分とチームの間に存在するモチベーションのギャップや盲点(自分と異なるモチベーションを持っているために、気にしていないこと)を個人として、またチーム全体の観点から知ることができます。


より良いマネジメントのための青写真


私は採用担当者として、人が退職する理由の第1位は「エンゲージメントの低下」であることを知っています。言い変えれば、仕事にやりがいを感じられなくなってしまうのです。

Attunedを使うことで心理的安全性の文化が構築され、チームメンバーは自分の内発的動機だけでなく、些細な不満も口にすることができるようになります。
これによって管理職は課題が顕在化した時ではなく、もっと上流、つまり問題の根本的な不満の時点で問題を解決することができるのです。

最初のうちは、内発的動機づけについて話すことに少し抵抗を感じるかもしれません。
マネージャーや社員が少し弱気になって仕事上の人格を崩し、自分自身のモチベーションを伝える必要があるからです。
しかし、そのときこそが本当の成長の始まりなのです。

自分、そしてチームメンバーが働く本当の理由を知りたい方は、ぜひこちらからAttunedの無料トライアルをご登録ください!


 

James Alexander
Founder, Trive Talent

Intrinsic Motivator Report