東日本旅客鉄道株式会社 様
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「最近、うちのチームは雰囲気が良くて。会議でも特に反対意見も出ず、スムーズに進むんです。」
マネージャーの方からこんな話を聞いた時、あなたはどう感じますか? 一見、「心理的安全性」が高い理想的な職場に聞こえるかもしれません。
しかし、その「雰囲気の良さ」が、単なる「批判のない仲良しクラブ」を意味しているとしたら、それは非常に危険な兆候です!
その状態は、組織のイノベーションを阻害する「コンフォートゾーン(ぬるま湯)」に過ぎない可能性があります。 本記事では、「心理的安全性」という言葉に潜む大きな誤解と、対立を恐れる組織が陥る罠、そしてそれを乗り越えるためのヒントを、私たちAttunedの視点から探ります。
目次1. なぜ「心理的安全性」は"仲良しクラブ"と誤解されるのか? |
心理的安全性が注目された背景には、ハラスメント防止やメンタルヘルスケアの重要性の高まりがあります。その結果、「誰も傷つけない」「波風を立てない」ことが本質だと捉えられがちです。
特に、日本企業には「和を以て貴しと為す」文化が根強くあります。「協調」は素晴らしい要素ですが、これが過度になると、「場を乱したくない」という思いから、本質的な課題や異なる意見をためらう「対立の回避」が起きてしまいます。
その結果、表面上は円満でも、誰も本音を言わない「仲良しクラブ」が形成されてしまうのです。
心理的安全性の提唱者であるハーバード大学のエイミー・C・エドモンドソン教授は、心理的安全性を「このチームなら、対人関係のリスクをとっても安全だと信じられる状態」と定義しています。
ここでの「対人関係のリスク」とは、「無知だと思われることを恐れずに質問する」「ミスや弱みを認める」「ネガティブだと思われることを恐れずに反対意見を表明する」といった行動です。
彼女は、心理的安全性と「アカウンタビリティ(達成責任・基準の高さ)」の2軸で組織の状態を4つに分類しています。
1. Apathy Zone (無気力ゾーン):心理的安全性もアカウンタビリティも「低い」状態。
2. Anxiety Zone (不安ゾーン):アカウンタビリティは「高い」が、心理的安全性が「低い」状態。ミスが許されません。
3. Comfort Zone (快適ゾーン / ぬるま湯):心理的安全性が「高い」が、アカウンタビリティが「低い」状態。
4. Learning Zone / High-Performance Zone (学習・成長ゾーン):心理的安全性もアカウンタビリティも「高い」状態。
多くの人が誤解している「仲良しクラブ」とは、まさに3の「Comfort Zone(コンフォートゾーン)」です! 居心地は良いかもしれませんが、基準が甘く、成長もイノベーションも生まれません。 私たちが目指すべきは、4の「ラーニングゾーン」なのです。

コンフォートゾーンに留まり、「対立」を避ける組織は、短期的な円満と引き換えに、長期的な停滞という大きな代償を払うことになります。
なぜなら、イノベーションとは、既存のやり方に対する「健全な対立」からしか生まれないからです。(健全な対立をどうすれば実現できるのか?詳しくはこちらから!)
「このやり方で本当にいいんだっけ?」といった批判的な視点が抑制されると、組織は「集団浅慮(グループシンク)」と呼ばれる危険な状態に陥ります。
これは、集団の同調圧力が強すぎるあまり、客観的な思考が停止し、集団で非合理的な意思決定を下してしまう現象です。「誰も反対しなかったから」と問題点に気づきながら口をつぐむ。これは「創造性の死」と呼ぶべき状態ではないでしょうか。
では、「ラーニングゾーン」に到達するために必要な「真の心理的安全性」とは何でしょうか?
それは、「何を言っても許される」ことではなく、「組織の目的達成のために、健全な対立(タスク対立)を恐れずに行える状態」です。
重要なのは、「個人攻撃(人格否定)」と「タスク対立(意見の対立)」を明確に分離することです。
・NG:「あなたの考えは甘い(=個人攻撃)」
・OK:「その計画にはAというリスクがあるのではないか(=タスク対立)」
健全な対立は、チームの関係性を壊すものではなく、むしろ意思決定の質を高め、より良い成果を生み出すための「ポジティブな摩擦」なのです!

「健全な対立が必要なのは分かった。でも、どうすればそれができるのか?」 こうした課題に対し、私たちAttunedは「目に見えない心理」や「内発的動機」をデータで可視化することで、組織づくりを支援します。
Attunedの最大の強みは、対立を「個人攻撃」から切り離す手助けができることです。
「Aさんは、私を攻撃したいのではなく、『合理性』を重視する動機が強いから、計画の穴を指摘しているんだ」
データに基づいてお互いの内発的動機「働く意義=動機」を理解することで、意見の対立は、ポジティブで建設的な議論へと昇華されます。
「心理的安全性」を「仲良しクラブ」と誤解し、コンフォートゾーンに留まることは、変化の激しい現代において、組織の成長を止めてしまう行為に他なりません。
真の心理的安全性とは、高い基準(アカウンタビリティ)を持ちながら、本質的な議論(健全な対立)ができる「ラーニングゾーン」でこそ発揮されます。
私たちAttunedは、組織の心理状態や従業員の動機をデータで可視化し、対立を「ネガティブなもの」から「イノベーションの源泉」へと変えるお手伝いをします。
あなたの組織は、「仲良しクラブ」になっていませんか? まずは、自社の「今」をデータで客観的に見つめ直すところから始めてみませんか!
Attunedは、心理学に基づいた個人モチベーションの可視化をベースとしたエンゲージメントサービスです。やりがい創出、生産性向上、離職防止、心理的安全性の向上、人材育成・マネージャー育成などに効果的なソリューションを提案しています。
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