東日本旅客鉄道株式会社 様
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「従業員を大切にすれば、業績は後からついてくる」
経営者や人事部の皆さまなら、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。しかし、それは本当なのでしょうか?単なる「綺麗事」ではないかと、心のどこかで感じていませんか?
近年、「人的資本経営」という言葉がバズワードのように飛び交っています。投資家が企業の非財務情報、特に「人」に関する取り組みを重視するようになった今、この問いはかつてないほど重要な意味を持っています。
今回は、この「従業員を大切にすること」と「企業業績」の具体的な関係性について、衝撃的な調査レポートと日本企業の事例を交えながら解き明かしていきます!
目次1. なぜ今、「人的資本」と「業績」の関係が注目されるのか? 2. J.P.モルガンの衝撃的なレポート:「人的資本」がリターンを生む 3. 調査結果が示す「従業員を大切にする」ことの圧倒的な価値 |
これまで、企業の価値は主に売上や利益といった財務諸表上の数字で測られてきました。しかし、現代のビジネスにおいて、企業の競争力の源泉は工場や機械といった「モノ」から、従業員の持つ知識、スキル、そして「やる気」といった「ヒト」へと大きくシフトしています。
2023年3月期決算からは、上場企業に対して有価証券報告書での人的資本に関する情報開示が義務化されました。これは、投資家たちが「この会社は、将来にわたって価値を生み出し続ける源泉である『人』に、どれだけ適切に投資しているのか?」を厳しくチェックし始めたことを意味します。
もはや、「人を大切にする」ことは道徳的な正しさだけでなく、企業の将来価値を左右する経営戦略そのものとなったのです。

こうした流れを裏付ける、非常に興味深いレポートが、世界的な金融機関であるJ.P.モルガンから発表されました(2025年10月)。
このレポートの核心は、「HCF(ヒューマン・キャピタル・ファクター)」という新しい指標です。
HCFとは、数百万件もの従業員サーベイやソーシャルデータを活用し、従業員のモチベーション、企業文化、組織の有効性を測定する、いわば「従業員のやる気や企業文化の質」を数値化したものです。
これまで「なんとなく大事だ」と言われてきた「人の心」や「文化」といった曖昧なものを、投資家が判断できる定量的なシグナルとして扱った点が、このレポートの画期的なところです。

では、このHCF(従業員のやる気)は、実際の企業業績、つまり投資リターンとどのような関係があるのでしょうか。
J.P.モルガンは、従来の多因子モデル(優良企業を選別する指標、通称「Q-Score」)と、このHCFを組み合わせて、2009年から2025年にかけての投資パフォーマンスをシミュレーションしました。
その結果が、このグラフです。

(出典: J.P.Morgan, European Quant Strategy - Human Capital Factor, 29 October 2025, p.1)
注目していただきたいのは、一番上で力強く上昇している黒い実線(HCF + Q-Score L-S)です。
これは、従来の優良企業スコア(Q-Score)に、HCF(従業員のやる気)のスコアも高い企業を「買い」、低い企業を「売る」戦略を示しています。
つまり、HCFとQ-Scoreを組み合わせて算出した総合スコアに基づいて、スコアが高い株を買い、低い株を売った場合の、ロング・ショート戦略のパフォーマンスが一番高いとされているのです。
ご覧の通り、この戦略は、HCFを考慮しない戦略(Q-Score L-S:点線)や、HCFだけを見る戦略(HCF L-S:破線)を圧倒的に上回るパフォーマンスを叩き出しています。2009年に100ドルだった元手は、2025年には300ドルを超えるまでに成長しています。
このレポートが明確に示したことは、「従業員のモチベーションや企業文化を重視する企業こそが、長期的に最も高い投資リターンを生み出す」という事実でした。
この傾向は、J.P.モルガンの調査(主に米国企業が対象)に限った話ではありません。日本国内の様々な調査でも、従業員エンゲージメント(会社への愛着や貢献意欲)と業績の相関性が指摘されています。
J.P.モルガンのレポートが示したHCF、すなわち「従業員のモチベーションや企業文化」は、目に見えにくく、扱いが難しいものです。多くの企業が「重要だとはわかっているが、何から手をつければいいかわからない」と悩んでいるのが実情ではないでしょうか。
私たちAttunedは、まさにその「目に見えないやる気」を科学するサービスを提供しています!
「従業員を大切にする会社は儲かるのか?」
その答えは、「Yes」です。
J.P.モルガンのレポートが示したように、「人を大切にする」ことはもはや綺麗事ではなく、企業業績に直結する極めて合理的な経営戦略です。
しかし、その本質は「業績のために」施策を行うことではなく、従業員一人ひとりの「内発的動機づけ」に真摯に向き合い、彼らが最も輝ける環境を整えることにあります。
まずは、皆さまの会社で働く従業員が、一体何に「やる気」を感じているのか、その「心の声」に耳を傾けることから始めてみてはいかがでしょうか。
Attunedが、その第一歩を全力でサポートします!
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