東日本旅客鉄道株式会社 様
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「部下が一度の失敗でひどく落ち込んでしまった」「最近、プレッシャーのかかる場面で力を発揮できない社員が増えた気がする」。そんな悩みを抱える人事やマネージャーの方はいらっしゃいませんか?
VUCAと呼ばれる変化の激しい現代、社員一人ひとりの「レジリエンス」が組織の成否を分ける鍵となっています。本記事では、レジリエンスの定義、なぜ今必要なのか、そして具体的な育成方法までを分かりやすく解説します!
目次 |
まず、「レジリエンス」とは具体的に何を指すのでしょうか。
レジリエンス(Resilience)とは、一般的に「回復力」「弾力性」と訳されます。
ビジネスにおける社員のレジリエンスとは、仕事上の困難、強いストレス、あるいは予期せぬ変化に直面した際に、それによって落ち込んでも、そこから「しなやかに回復し、適応していく力」を指します。
ここで重要なのは、単なる「ストレス耐性(我慢強さ)」とは異なる点です。レジリエンスは、ストレスを感じないことではありません。困難な状況で一時的に落ち込むことは自然な反応として受け入れつつ、そこから立ち直り、時にはその経験を糧にして成長するプロセスそのものに焦点を当てた概念です。

では、なぜ今これほどまでに社員のレジリエンスが注目されているのでしょうか。
VUCA時代の到来: 市場の変化は激しく、将来の予測が困難な(VUCA)時代です。計画通りに進まないことも多い中、変化の波に対応し続ける適応力、すなわちレジリエンスが不可欠となっています。
メンタルヘルス対策の重要性: 社員のメンタルヘルス不調は、休職や離職に直結します。レジリエンスは、メンタルヘルス不調を未然に防ぐための重要な「予防的スキル」として期待されています。
イノベーションの必要性: 企業の成長にはイノベーションが欠かせませんが、それには失敗がつきものです。失敗を恐れず、たとえ失敗してもそこから学び、再び挑戦できる「立ち直る力」がなければ、組織のイノベーションは停滞してしまいます。
社員のレジリエンスを高めることは、組織に具体的にどのような良い影響をもたらすのでしょうか。
レジリエンスが高い社員は、困難に直面しても感情をコントロールし、適切に対処できます。過度なストレスを溜め込まず、メンタルヘルス不調のリスクを軽減できるため、社員が健康に長く働き続けることに繋がり、貴重な人材の離職防止にも貢献します。
逆境に強い社員は、プレッシャーのかかる場面でも冷静さを保ち、持てる力を発揮し続けられます。また、予期せぬトラブルや環境変化を「脅威」とだけ捉えるのではなく、「乗り越えるべき課題」として前向きに取り組み、柔軟に適応していきます。

「もし失敗しても、自分なら立ち直れる」という感覚(自己効力感)は、レジリエンスの核であり、社員の「挑戦」を後押しします。
この力は「心理的安全性」の高い環境でこそ育まれます。「この組織では、失敗しても非難されるのではなく、学びの機会として受け止めてもらえる」という安心感が、社員がリスクを取って挑戦する土台となるのです!
レジリエンスは生まれつきの才能ではなく、トレーニングや環境整備によって後天的に高めることが可能だとされています。「個人」「組織・環境」「マネジメント」の3つの側面から、育成アプローチをご紹介します。
まずは、社員自身がスキルを身につけるアプローチです。企業としては、研修などの機会を提供することが有効です。
自己認識(ストレス反応の理解): 自分がどのような状況でストレスを感じ、その時にどのような思考や感情が起こりやすいのか、その「癖」を知ることが第一歩です。
思考の柔軟性(リフレーミング): 起きた出来事と、それに対する自分の解釈を切り分ける訓練です。「失敗した」を「もうダメだ」ではなく、「この方法では上手くいかないことが分かった」と捉え直すことで、早く抜け出せます。
個人のスキルアップだけでは限界があります。社員が安心してレジリエンスを発揮できる「土壌」を、組織として整備することが不可欠です。
心理的安全性の確保: 最も重要な要素です。「こんなことを言ったら馬鹿にされるかも」といった不安のない職場環境を目指しましょう。失敗を非難せず、学びを奨励する文化が重要です。
サポート体制の構築(関係性の質): 困ったときに気軽に相談できる同僚や上司の存在は、強力なセーフティネットとなります。日頃から雑談が生まれやすい雰囲気づくりも有効ではないでしょうか。

特に直属の上司であるマネージャーの関わり方は、部下のレジリエンスに決定的な影響を与えます。
1on1での傾聴と承認: 部下が困難に直面している時、まずは説教やアドバイスをするのではなく、部下が何を感じているかをじっくりと傾聴し、その感情を受け止める(承認する)ことが重要です。
内省支援(リフレーミングのサポート): 失敗を詰問するのではなく、「この経験から何を学べそうか?」と問いかけることで、部下が自ら経験を前向きな学びへと転換する(リフレーミング)のを支援できます。
社員のレジリエンスは、変化の激しい現代において、組織が持続的に成長するために不可欠な要素です。
そして、それは一部の社員が持つ特殊な才能ではなく、「個人の特性理解」「心理的安全性の高い環境整備」「マネージャーによる適切な支援」という3つの柱によって、組織全体で育んでいくことができるものです。
しかし、「個人の特性もチームの状況も違う中で、どこから手をつければいいのか」と悩まれるかもしれません。
Attunedは、まさにそうした「目に見えない心の状態」を科学的に可視化し、レジリエンス育成のアクションに繋げるサービスです。
個人の「土台」を知る:モチベーションアセスメント
環境を整える:心理的安全性アセスメント
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